若くない恋愛・大人のロマンスを描いたオススメ映画 5選

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少し年齢が高めの登場人物たちを描いた、単純にときめいてハッピーなだけではないロマンス映画を集めました。

若くなくても恋愛はできるんだ!と思える作品から、甘い恋から冷めて現実の厳しさに直面するつらい作品、成熟した大人として人間関係を再構築していく前向きな作品など、ロマンスの描かれ方はさまざまです。

サイドウェイ

あらすじ

作家を目指す中学校教師のマイルズは、結婚を控えた親友ジャックを連れてカリフォルニアへ車を走らせる。

ワイナリー巡りとゴルフをしながら、男2人でゆっくり休暇を過ごす予定を立てたマイルズだったが、プレイボーイのジャックは、結婚前に女遊びをしようとマイルズの計画をかき回す。

2人は、現地で働く女性マヤとステファニーと仲良くなり、楽しいバカンスを過ごす。数年前の離婚から立ち直れなかったマイルズも、少しずつマヤに対して積極的になっていく。

しかし、マイルズはうっかりジャックが結婚前だという事情をマヤにバラしてしまう。

おすすめポイント

中年になり、夢も挫折しかけた主人公マイルズは哀愁漂う雰囲気。そんなマイルズが、旅先で偶然マヤと出会い、なんだかんだで一緒に過ごすことになる。

順風満帆ではない人生を送るマイルズは、当然ながら、そこまで自信満々な男ではない。グループデートをしている間は楽しい時間を過ごすものの、2人きりになるとどうにもぎこちないマイルズ。

マイルズもマヤも押しが強い方ではなく、思慮深い大人だからこそ、前に進まないもどかしさが切なくも楽しいロマンス映画。

とらわれて夏

あらすじ

アデルとヘンリーは郊外に暮らす母子。母アデルは離婚してから無気力で家に閉じこもりがちで、息子ヘンリーはそんなアデルを元気付けようと頑張る日々。

ある日、2人の元に監獄から脱走してきた男フランクが現れ、フランクの言うまま2人の家で彼を匿うことになってしまう。

最初こそフランクの動きを警戒する2人だが、優しいフランクに2人は心を開いていく。

おすすめポイント

良い意味で、リアリティがない。それを求めてみる映画ではないと言い切っていいと個人的には思っている。

いい歳になり、子供もいて、しかし独り身で寂しく暮らす女性の元に、男臭い脱走犯がやってくる。酷い目に合わされるかと思いきや、この男がやたら良い男。

母子家庭で困っていた力仕事をやってくれ、子供にも優しい。お菓子作りもでき、楽しい時間を過ごす。その上、脱走犯という設定でスリリングさも持ち合わせる。

年齢を上にスライドさせて、少女漫画を描いたような、そんな幸せで、切なく、幻想的なロマンス映画になっている。

ヤング≒アダルト

あらすじ

都会で高層マンションに1人で住む37歳のメイビスは、自身が執筆しているヤングアダルト小説が打ち切りになり、その最終原稿を執筆し始めていた。そこに、高校時代の恋人だったバディから、出産報告とパーティーへの招待メールが届く。

バディに未練があったメイビスは、久々に地元に戻ることを決意。彼の妻からバディを奪うために行動し始める。

メイビスは着々とバディとの交流を深め、バディもメイビスをホームパーティーに招いてくれる。そこで確信を得たでメイビスは、自分と一緒になるようにバディに迫る。

おすすめポイント

美人で成功した女性である主人公が、人生に暗雲がたちこめてきたことで不安になって、過去の栄光にすがりつくストーリー。

メイビスのイタい行動を、失笑しつつも、いやでも気持ちは分かる・・・気がする、と思いながら観られる映画だ。

やさぐれた美人というキャラクターも魅力的で、高校自体には対照的な立場にいた日陰者のマットと交流を深める展開も面白い。

未練たらたらで過去にすがりつくイタい恋愛がメインでありつつも、主人公が新しい価値観を見つけ、ラストでは皮肉っぽく立ち直る、ちょっとブラックで痛快な映画に仕上がっている。

レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで

あらすじ

1950年代のアメリカ。フランクとエイプリルは、郊外に一軒家を買い、夫は電車に乗って都心の会社へ出勤し、妻は家で専業主婦という典型的な生活を送り、子供にも恵まれ、絵に描いたような幸福な家庭を築いていた。

しかし、どこか閉塞感を感じる妻エイプリルは、フランクに「パリへ移住しよう」と提案する。エイプリルは、パリへ行けば自分が働き、フランクは若い頃語ったように、夢を追う生活ができると彼を説得し、フランクも妻の熱意に押されてパリ移住に賛成する。

しかし、ある出来事からこの移住計画が頓挫し、そこから夫妻の溝が深まっていき、それまで無視してきた様々なズレが噴き出しはじめる。

おすすめポイント

恋愛をするときは、相手が自分にとって「特別」だと感じる。その感覚は一面は事実であり、一面は錯覚である。

この映画は、その「錯覚」の問題をありありと見せつけるストーリーを描いている。

「相手は特別」「自分も特別」という感覚を強く持ち続けたまま結婚し、錯覚が解けず、「普通の生活」に馴染めなかった2人。

2人の錯覚のズレはどんどんと大きくなり、相手に対する幻想で支えられていた結婚生活がガラガラと崩れていく様子を容赦なく描いている。

ビフォア・ミッドナイト

あらすじ

ジェシーとセリーヌ、双子の娘2人、ジェシーと前妻の息子ハンクは、ギリシャでバカンスを過ごしていた。

ギリシャへは、老作家パトリックに招かれて訪れ、彼の別荘で過ごしていた。同じく彼の別荘で過ごすパトリックの孫や、友人、夫妻と一緒に食事をしたり、小説談義をして楽しい休暇を過ごす2人。

一緒に滞在していたステファノス夫妻から、ホテルでの一泊をプレゼントされた2人は、食事の後、娘2人を預け、ホテルに向かって久しぶりに夫婦2人きりで歩き出す。

2人は出会いの時を思い出しながら、さまざまな話をしながらホテルに向かってゆっくりと歩く。

おすすめポイント

子育てをする夫妻としての生活を序盤で描きつつ、そこから久々に2人でのデートを楽しむという展開。

長い時間を共に過ごし、お互いを理解し、さまざまな問題も一緒に乗り越えてきたという安定感のある関係が描かれつつも、端々に緊張感を覗かせる2人の会話が面白い。

そして、クライマックスではなんてことない会話から、離婚の危機かという大ゲンカ。しかし、そこにも救いがあり、この夫婦関係の強さを実感させてくれる。厳しいながらも前向きな作品。

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