映画

メカニック:ワールドミッション -リゾートと美女と周到な暗殺計画-

概要

ブラジルで隠居生活を送っていた元殺し屋のビショップ。そこにある女が仕事の依頼をしに来たことからビショップの生活が一変する。仕事を依頼したのはビショップと同じように殺し屋として育てられた幼馴染のクレインだった。

クレインはジーナという女性を利用し、ビショップを手玉に取って、ある3人の暗殺を依頼する。

ビショップらしい綿密な計画と独特な武器を使いながら、暗殺を遂行していくビショップ。しかし、仕事が終われば殺されると知るビショップは、3人目のターゲットであるアダムスと結託してクレインへの反撃を試みる。

みんなのレビューまとめ

高評価

  • アクション映画として、主人公のプロフェッショナル感もあり、暗殺方法や独特な武器を見る面白さがある
  • 展開が早く、迫力もあるので退屈しない

低評価

  • ツッコミどころが多く、キャラクターの行動にも説得力がない
  • ストーリーが大雑把で、意外性がない
  • 前作の主人公の魅力(用意周到さ・冷静さ)が弱くなっている

ナニミルレビュー

オススメ度:C

こんな気分の時オススメ:悠々自適に生きるヒーローを観たい時。手作りの武器で戦うアクション映画が観たい時。ライトなストーリーのアクション映画を観たい時。

良い点!

前作メカニック同様、ビショップが手作りの武器で暗殺を遂行していくさまを楽しめる。本作は罠を張って敵を待ち伏せして倒すシーンなど、前作にはなかった面白さも味わえる。

特に、2つ目の暗殺に関しては、特徴的な環境を使ったアクションと殺し方が面白かった。

アクションシーンでは、手榴弾の使い方が新鮮で見応えがあった。

トミー・リー・ジョーンズ演じるアダムスのイケてる爺さんもいいキャラクターだった。

イマイチな点・・・

全体的にストーリーの行き当たりばったり感が強い。なぜそのタイミングなのか、なぜそのキャラクターなのか、なぜその仕事なのか、という説得力が弱いのが気になるし、説明ゼリフが異常に多い。

また、前作が男臭く冷徹なカッコよさが溢れる作品だったのに対し、本作はジーナとのロマンスが軸になっている。個人的に『メカニック』に期待している雰囲気とは少しズレていた。

そしてジーナとの恋愛も拙速で、ビショップが惚れっぽい男に見えてしまっている点が勿体無い。ストーリー上、ジーナへの強い気持ちが必要なのは分かるけど、あの短い期間でそこまでジーナに入れ込んでしまうことで、ビショップのシブさが半減してしまった感がある。

確かに、ビショップは情に厚い優しい男ではあるんだけど、それよりもプロフェッショナリズムの方が優先されるところに前作のカッコよさがあった。それに比べると本作のビショップは結構グダグダ感がある。そして敵のクレインもそれに負けず劣らずグダグダな計画でビショップに対抗している。

まあ、「グダグダになってしまうほどの恋だった」と感じられれば、そこも含めて楽しく観られるのかも知れない。映画としては『トランスポーター』にかなり近づいた感じだ。

リゾートと美女

映画序盤は、観光映画と言ってもいい。

ブラジルで船に住み、レコードを聴きながら悠々自適な隠居生活を送るビショップ。気持ちよくバイクを走らせ、行きつけのレストランで特別待遇を受ける。誰もが憧れる理想的な生活。

その後、本作の悪役クレインの手下に襲われ、ビショップの穏やかな生活が終わったかと思われる。

しかし、今度はタイの小島に場所を移し、突然現れた謎の美女とトキメキのバカンスを過ごすビショップ。

悪役となるクレインの影をちらつかせ、ストーリーの導入を進めつつも、序盤はビショップの素敵な生活を満喫できる楽しい展開になっている。

手作り武器で暗殺計画

『メカニック』の楽しさといえば、暗殺計画に合わせた武器を、ビショップが手作りするところだろう。単に武器ではなく、いろいろな機材を使って相手の意表を突く場所から攻撃に出る。

この楽しさは本作でも健在で、孤島の監獄、セキュリティ厳重なビル、記念館を装った堅牢な隠れ家を舞台にして、ビショップが上手く潜入し、着々とミッションを完遂していくさまが描かれている。

特に、2つ目の暗殺である、ビルの屋上にあるプールを襲うシーンは新鮮で面白い。シンプルだけど危険で、でも絶対やられたら死ぬし、事故だと思われるな、と思える。

さすがに上から水が落ちてきたら、誰かが見上げてビショップに気づくのでは、と思うけど、そこはご愛嬌だろう。

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