映画

オブリビオン -美しいディストピアと近未来ガジェット-

概要

宇宙人からの攻撃を受け、戦争には勝ったものの荒廃してしまった世界。大きな戦いは終わったものの、地球に残存する宇宙人は今でも抗争を繰り返している。その地で地球のパトロール任務をこなしている主人公ジャックと同僚のヴィクトリア。

少し特殊なところは、この2人には任務につく以前の記憶がない、という設定だろう。任務には不要なものとして、2人とも納得済みで記憶を消し、任務をこなしている。

みんなのレビューまとめ

高評価

  • 登場する物のデザインや静かな演出など、整った見心地の良い映像
  • 自分のアイデンティティについて考えさせられるストーリーが興味深い
  • ストーリーがシンプルで世界観に入りやすい

低評価

  • 終わり方に納得できない
  • ストーリーにあまり深みがない
  • 敵の行動原理や、SF設定にツッコミどころが多い

ナニミルレビュー

オススメ度:C

こんな気分の時オススメ:近未来SFの世界観を観たい時。近未来ガジェットが観たい時。

ディストピアとガジェット

この映画一番の見ドコロは、この世界の美しい映像と、その中で使用される美しいデザインの近未来ガジェットだろう。

パトロール用の飛行機に始まり、ジャックの使う銃、バイク、無人パトロールドローン。そして、ジャックたちの暮らす地上から遠く離れた住居。

荒廃してしまった地球は、砂漠や荒野の場面が多く描かれるが、自然が残っている(回復している)場所もあり、そこに簡易に作られたジャックの秘密基地は、のどかで心躍る空間になっている。

また、ディストピアを感じさせる残された文明の断片も描かれ、ジャックが古い建物の中に落ちて、敵の罠にはめられそうになるアクションシーンなんかも描かれている。

そして、主に登場する2人の女性、ヴィクトリアとジュリアも、この世界観に絶妙にマッチした風貌で、映画全体のルックを一段と美しいものにしている。

 

美しい風景の中にあるミステリー

映画序盤では、この世界の美しい風景やガジェット、2人のいつもの暮らしをたっぷり見せる。

そして、その中でだんだんと不可解なできごとが積み重なっていく。

自分を殺すのではなく捕まえようとしていた宇宙人。宇宙人たちが発したある座標を指す電波。そして、その座標を調べることを頑なに拒否する司令本部。墜落した宇宙船の生存者を撃ち殺すドローン。そして、ジャックが救った1人の生存者は、彼の夢によく出てくる女性だった。

ジャックたちを指揮している本部になにやら怪しいことがありそうだと思っていると、ジャックは宇宙人たちに捕まり、彼らの基地に捕まってしまう。

そこで宇宙人たちが語る真実と、彼らの計画。ジャックは、何が真実なのか分からないまま、彼らの基地をあとにし、ヴィクトリアの待つ住居へ帰る。

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