映画

ワイルド・スピードX2 -潜入捜査とカーアクションの上手い掛け合わせ-

概要

ブライアンはストリートレース後に逮捕され、その罪を帳消しにする交換条件のもと、警察の囮捜査に協力するよう要請される。ブライアンは、幼馴染みであるローマンを相棒にし、さらに彼の前科も帳消しにする約束で、仕事を引き受ける。

2人はマネーロンダリングを行う貿易商カーターの元に運び屋として潜り込み、すでに潜入捜査中だった捜査官モニカと連携しながら、決定的証拠を掴むため彼の仕事をこなす。

ようやくカーターからの信頼を得て大きな仕事が回ってくるが、事情を知らない地元警察の邪魔が入る。ブライアンらはカーターの手下として、地元警察に追われながら、同時にカーターを追う三つ巴のカーチェイスになる。

みんなのレビューまとめ

高評価

  • シリーズらしいカーアクションを使いながら、王道のアクションバディムービーとして面白い
  • ストーリーにオーソドックスな面白さがありながら、車への偏愛を感じられる
  • ケンカするほど仲が良いローマンとブライアンの関係性が楽しい

低評価

  • カーアクションの凄さのわりにベースのストーリーが陳腐でムリヤリ感がある
  • 車好きの登場人物が少ない
  • 前作にあった青春感や、シリーズにあるファミリー感がなく、期待と違う

ナニミルレビュー

幼馴染バディムービー

前作『ワイルド・スピード』は「ファミリー」が中心にあるストーリーだった。シリーズ2作目のこの映画では、主人公2人はケンカ別れした幼馴染。

捜査協力を求められた主人公ブライアンは、幼馴染のローマンをパートナーにすることを条件に仕事を引き受ける。

ローマンは警察になることを選んだライアンを裏切り者だと恨んでおり、一旦は仕事を断るが、前科帳消しの交換条件で仕事を引き受ける。

最初こそブライアンを許せないローマンだが、仕事をしているうちに幼馴染同士の友情が取り戻されていき、最後には仲直り。ベタな展開ではあるけど、鉄板で面白い設定だ。

 

無茶する若者

前作と同様、今作もストリートレースのシーンから映画は始まる。今作ではストリート文化に加えて、「無茶できるヤツがカッコいい」というアメリカ的な若者文化も垣間見ることができる。

最初のレースシーンでの橋ジャンプや、公道でのブライアンの高速での後ろ向き運転、車をかけたレースでのチキンレース。

特に、ブライアンが自分の腕をローマンに見せつけるためにする後ろ向き運転のシーンが凄くいい。

横を走るローマンが中指を立ててブライアンを挑発する。ブライアンは嬉しそうに満面の笑みでそれを受けながら、車を反転させ、ローマンの正面で中指を立てながらバックで運転する。ローマンをその様子を見て嬉しそうに笑う。

無茶しながらお互いを認めあい笑いあう関係性。この関係性の心地よさが、この映画をバディ・ムービーとして面白くしている。

しかもこの場面は、潜入捜査のための採用試験中の出来事。そんな無茶してる場合じゃないだろ!という場面で、子どものように2人で遊んでいる姿がたまらなくカッコいい。

 

車+知恵と度胸

冒頭のレースシーンで前作と大きく違うところは、コースが直線じゃなくなったところだ。

前作では、真っ直ぐのコースをいかに速く走るか、というそれはそれでストイックさのあるレースになっていたけど、今作ではコースがもっと入り組んでいるため、ドライビングテクニックがより伝わりやすい映像になっている。

それに加えて、橋からのジャンプやチキンレースなど、速さとテクニックだけでなく、勝つために度胸が必要だというシーンも出てくる分、単なるスピード勝負よりもドラマとして面白くなっている。

全体的に、前作以上にレースや賭け事がストーリーとしっかり結びつく意味のあるものになっている。

単純にプライドを誇示したり、金を手に入れたりするためではなく、仕事に必要だから賭けレースをし、作戦に必要だから大量の車を登場させる。

カッコいい車が走っている姿を見せることが、ストーリー上で必要な要素として組み込まれている。

前作では、ストリート文化やファミリー、カッコいい車を見せることがメインで、潜入捜査のストーリーがそれと並走しているような感じだった。しかし、今回は潜入捜査のストーリーがメインでしっかり描かれながら、その上で前作のようなカッコよさを、うまくストーリーに織り込んでいるという印象。

今作は、車要素を抜いてたとしても、潜入捜査物として、バディ・ムービーとして、面白く観られるストーリーになっている。なので、基本的に車に興味があるか、詳しいかどうかは気にせず観られる。

カーアクションのある潜入捜査物のアクション映画として、楽しい作品になっている。

 

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