映画

フォレスト・ガンプ/一期一会 -オープンマインドに走り続ける前向きさ-

概要

フォレスト・ガンプは、知能指数が一般より少し低い男。しかし、運動能力に長けていて、異常に実直なキャラクター。

そんな彼の少年時代から40代頃までの紆余曲折の人生をコミカルに描いた作品。オープンマインドでどんなことでも実直に挑戦していくフォレストの姿を描く。

みんなのレビューまとめ

高評価

  • 損得感情を持たない素直さや、未来に向かって努力を惜しまない主人公に勇気をもらえる
  • 寓話的なストーリーで、さまざまに解釈するのが楽しい
  • 人間的弱さを持ったサブキャラクターたちが魅力的

低評価

  • 独特な価値基準を持った主人公なので共感できない
  • 主人公の成功がご都合主義的に感じる
  • 愚かであることを肯定するようなストーリーで偽善的に感じる

ナニミルレビュー

オススメ度:B

こんな気分の時オススメ:前向きなライフストーリーが観たい時。アメリカ的な映画が観たい時。

アメリカの歴史に乗せて

フォレストの人生に載せて、戦後からのアメリカの歴史と交錯しながら物語が進んでいくのも、この映画の見ドコロ。

相次ぐ大統領の狙撃事件や、ベトナム戦争に反戦デモ。ジョン・レノンが登場したり、ウォーターゲート事件をかすめたり。

現実にあった重大な事件と、フォレストの素直なリアクションを重ねて魅せることで、彼のキャラクターや、この映画の軽やかさを醸し出している。と同時に、フォレストの前向きさを単なる虚構としてではなく、現実に軽やかに対処することができる可能性として見せ、希望を感じさせる雰囲気に満ちている。

 

偶然に身を任せる前向きさ

この映画で描かれているそれぞれのエピソードは、重たい話が多い。疎外、別れ、死、戦争、嫉妬、トラウマ、破滅。

一方で、常にポジティブな空気に満ちている。

これは、フォレストの実直さや、誰に対しても批判的な態度を取らない人間性によるものだ。

 

フォレストは、やること成すこと上手く展開し、かなり幸運な男のように思える。しかし冷静に考えれば、彼の人生にも数々の困難が巻き起こっている。

平均以下の知能指数で生まれ、戦争で前線へ行き、助けた隊長からは逆恨みされ、彼女には逃げられ続け、身近な人の死にも幾度となく直面する。

しかし、それでもやはりフォレストが幸運な男に感じるのはなぜだろうか。それは、彼がひとつひとつの出来事を引きずらず、他人を責めず、自分に素直に生きているからだ。

フォレストは、自分に降りかかってくる苦しみに真摯に向き合い悲しみつつも、常にオープンマインドで来るものを拒まず、行動し続けている。

その結果として、天に味方されるようにビジネスが上手く行ったり、世間の注目を集めたりしている。

「やること成すこと上手くいって、ただ幸運な奴だ」と思える一方、そもそも、やること成すことを何もやらない人も多い中で、フォレストはいろいろなことをやり続ける。

このフォレストの、邪心のない素直な行動力が、ここまでポジティブな雰囲気を作っているのだろう。

この映画を通して彼の生き方を見ていると、きっと多くの人が前向きな気分になれる。

 

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