映画

フライングハイ -パロディにのせた高密度のギャグ-

概要

優秀なパイロットだったテッド。彼は戦争の後遺症で飛行機恐怖症になっていた。しかし、キャビンアテンダントとして働く元恋人エレインとよりを戻すため、テッドは覚悟を決めて飛行機に搭乗する。

エレインはなかなかテッドの願いを聞き入れてくれない。そんな中、機内食が原因の集団食中毒が発生。機長も副機長もダウンし、元パイロットのテッドに乗客の運命が託される。

みんなのレビューまとめ

高評価

  • とにかくバカバカしいギャグがてんこ盛り。明るい映画ながら、ブラックユーモアも多い
  • パロディ元を知らなくても、1本の映画としてちゃんと楽しめる

低評価

  • パロディ元が分からないと、面白さが半減
  • ややテンポが遅く感じる
  • ギャグの見せ方がいちいちわざとらしい

ナニミルレビュー

オススメ度:B

こんな気分の時オススメ:ギャグが連発される突き抜けたコメディ映画が観たい時。下ネタやブラックユーモアのある作品が観たい時。

連発される悪ふざけ

この映画の見所は、やっぱり連発されるギャグ。もはや、すべての要素がギャグのために用意されているといっても過言ではない。

空港のアナウンスが流れているかと思えばアナウンス同士の口論が始まり、雑誌のタイトルはどれもふざけたタイトルで、パイロットがサングラスを外すと内側に小さいサングラスをかけている。

ギャグの種類も豊富。

チケットを買うときにレストランのような接客を受けたり、飛行機の出発なのに電車の出発のような見送りをしたり、管制塔での自己紹介んの際にレフェリーが間に立っていたりする、場違いギャグ。

「すべての照明を滑走路に回せ!」と言うとトラックで照明器具を滑走路にぶちまけたり、「写真を取るぞ」と言った記者たちが部屋に飾られた写真をパクっていったり、 「飲酒の問題(ドリンキングプロブレム)」と言うとコップを普通に使えなくなったりするダジャレ。

黒人スラング、日本人の切腹、髭の生えたイスラム航空の飛行機など、際どいエスニックジョーク。

パニックになると即殺し合いを始め、緊張すると蛇口を捻ったように汗が流れ、奥さんのベッドには馬が一緒に寝ているというオーバーさで笑わせるギャグ。

とにもかくにも、あらゆる機会を捕まえてすべてギャグにしているような映画だ。

一応ストーリーとしては、過去のトラウマで飛行機を恐れている青年テッドが、パイロット全員が倒れてしまった機内で、勇気を持って飛行機を操縦し、無事着陸させるという筋書きになってはいる。

しかし、当然そこもギャグのために全力で使われているので、感情的なドラマになっているかと言うとそれはない。

あくまで、パロディとして、ありがちなストーリーとして、この映画のストーリーは敷かれ、その上に、可能な限りギャグを盛り込んでいるという印象。

そういう意味では、とにかくギャグ映画を観たいという時にはとてもマッチする映画だろう。

ドラマとか、教訓めいたストーリーとかいいから、とにかくアホみたいに笑わせてくれ、というときにはオススメ。

ただ、下ネタもあるし、今の時代からみるとかなり差別的なギャグもあるので注意。

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